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表から必要なデータを探してくるとき、ずっとVLOOKUPを使ってきた方も多いのではないでしょうか。最近のExcelでは、より新しいXLOOKUPという関数が使えるようになっています。「何がちがうの?」「わたしのExcelでも使える?」と気になりますよね。この記事では、Microsoftのサポートページの説明をもとに、XLOOKUPとVLOOKUPの違いと、使える版の確かめ方をやさしくまとめました。
この記事では、Microsoftのサポートページで公開されているXLOOKUP関数・VLOOKUP関数の説明のMicrosoftサポート「XLOOKUP 関数」「VLOOKUP 関数」をもとに、XLOOKUPとVLOOKUPの違いについて5つのポイントで整理します。後半の、VLOOKUPからXLOOKUPへ、無理なく切りかえる手順は、この記事の提案です。
※この記事は、2026年10月時点でMicrosoftのサポートページで公開されているXLOOKUP関数・VLOOKUP関数の説明に掲載されている内容をもとにしています。関数の仕様や対応している版は、Microsoftのサポートページで公開されている内容をもとにしています。お使いのExcelの版や設定によって、使える機能がちがうことがあります。くわしくは、Microsoftのサポートページで確かめてください。
この記事でわかることは、次のとおりです。
- XLOOKUPとVLOOKUPの違い 5つの要点
- VLOOKUPからXLOOKUPへ、無理なく切りかえる手順
XLOOKUPとVLOOKUPの基本
どちらも検索の関数
XLOOKUPもVLOOKUPも、表の中から値を探して、対応するデータを取りだす関数です。
VLOOKUPは昔から
VLOOKUPは、昔からExcelで使われてきた定番の関数です。
XLOOKUPは新しい
XLOOKUPは、VLOOKUPなどの使いにくいところを改良した、新しい関数として紹介されています。
書き方がちがう
2つの関数は、引数の指定のしかたがちがいます。
| 項目 | VLOOKUP | XLOOKUP |
|---|---|---|
| 戻す列の指定 | 列番号で指定 | 戻り値の範囲で指定 |
| 左側の列の検索 | できない | できる |
| 一致の初期設定 | 省略すると近似一致 | 省略すると完全一致 |
| 見つからないとき | エラーになる | 表示する値を指定できる |
| 使える版 | 多くの版 | Microsoft 365、Excel 2021以降など |
XLOOKUPとVLOOKUPの違い 5つの要点
1. 列番号がいらない
XLOOKUPは、取りだしたい列を範囲で指定するので、列番号を数える必要がありません。
2. 左側の列も探せる
XLOOKUPは、検索する列より左側にあるデータも取りだせます。
3. 見つからないときの表示
XLOOKUPは、値が見つからないときに表示する文字を、引数で指定できます。
4. 一致の初期設定
XLOOKUPは、省略すると完全一致で探すので、うっかりミスをへらしやすいと言われています。
5. 使える版の確認
XLOOKUPは、Microsoft 365やExcel 2021以降などで使えます。
5つのポイント早見表
| ポイント | Microsoftのサポートページで公開されているXLOOKUP関数・VLOOKUP関数の説明の案内 |
|---|---|
| 列番号がいらない | 列番号 |
| 左側の列も探せる | 左側 |
| 見つからないときの表示 | 見つからない |
| 一致の初期設定 | 完全一致 |
| 使える版の確認 | 使える版 |
VLOOKUPの書き方
4つの引数
VLOOKUP(検索値, 範囲, 列番号, 検索方法) の形で書きます。
列番号
範囲の左から何列目を取りだすかを、数字で指定します。
検索方法
FALSEを指定すると完全一致、TRUEか省略すると近似一致になります。
いちばん左の列で探す
検索値は、範囲のいちばん左の列から探します。
XLOOKUPの書き方
3つの必須の引数
XLOOKUP(検索値, 検索範囲, 戻り範囲) の形が基本です。
見つからない場合
4つ目の引数で、見つからないときに表示する値を指定できます。
一致モード
5つ目の引数で、完全一致や近似一致などを選べます。
検索モード
6つ目の引数で、上から探すか、下から探すかなどを選べます。
列番号がいらない
範囲で指定
XLOOKUPは、取りだしたい列を範囲で指定します。
数えまちがいがへる
列番号を数えなくてよいので、数えまちがいがへらせます。
列を追加しても
表に列を追加しても、結果がずれにくいと言われています。
VLOOKUPでは
VLOOKUPでは、列を追加すると、列番号を直す必要が出ることがあります。
左側の列も探せる
VLOOKUPの弱点
VLOOKUPは、検索する列より左にあるデータは取りだせません。
XLOOKUPなら
XLOOKUPは、検索範囲と戻り範囲を別々に指定するので、左側の列も取りだせます。
表を並べかえなくてよい
表の列の順番を入れかえなくても、必要なデータを取りだせます。
INDEXとMATCH
これまでは、INDEX関数とMATCH関数を組み合わせる方法が使われてきました。
見つからないときの表示
VLOOKUPはエラー
VLOOKUPでは、値が見つからないと、#N/Aのエラーが表示されます。
IFERRORと組み合わせ
VLOOKUPでは、IFERROR関数と組み合わせて、エラーのときの表示を変える方法がよく使われます。
XLOOKUPは引数で
XLOOKUPは、4つ目の引数で「該当なし」などの表示を指定できます。
式がすっきり
関数を組み合わせなくてよいので、式がすっきりします。
一致の初期設定に注意
VLOOKUPの省略
VLOOKUPで検索方法を省略すると、近似一致になります。
思わぬ結果
完全一致のつもりで省略すると、思わぬ値が取りだされることがあります。
XLOOKUPは完全一致
XLOOKUPは、省略すると完全一致で探すと説明されています。
意識して指定
どちらの関数でも、一致の方法を意識して指定すると安心です。
使える版の確認
Microsoft 365
Microsoft 365のExcelでは、XLOOKUPが使えます。
Excel 2021以降
買い切りの版では、Excel 2021以降で使えると紹介されています。
古い版では
Excel 2019より前の版では、XLOOKUPは使えません。
ファイルの共有
古い版を使っている人とファイルを共有するときは、注意が必要です。
Googleスプレッドシートでは?
XLOOKUPがある
Googleスプレッドシートにも、XLOOKUP関数があります。
書き方は似ている
基本的な書き方は、ExcelのXLOOKUPと似ています。
細かなちがい
細かな動きにちがいがある場合もあるので、ヘルプで確かめましょう。
共有に便利
ブラウザで使えるので、チームでの共有にも便利です。
どちらを使えばいい?
新しく作る表なら
自分も相手もXLOOKUPが使えるなら、XLOOKUPがおすすめです。
古い版と共有するなら
古い版の人と共有するなら、VLOOKUPを使うほうが安心です。
既存の表
すでにVLOOKUPで作られた表は、無理に書きかえなくてもかまいません。
チームで決める
チームで使う関数を決めておくと、表の管理がしやすくなります。
XLOOKUPに切りかえるときのよくあるつまずき
範囲の大きさ
XLOOKUPでは、検索範囲と戻り範囲の行数をそろえる必要があります。大きさがちがうと、エラーになることがあるので、範囲を選ぶときに気をつけましょう。
範囲の固定
式をコピーするときは、範囲がずれないよう、$記号をつけて範囲を固定しておくと安心です。これはVLOOKUPと同じ考え方です。
複数の列を返す
XLOOKUPでは、戻り範囲に複数の列を指定すると、まとめて取りだせる場合があります。となりのセルに値が入っていると、エラーになることもあるので注意しましょう。
古い版で開いたとき
XLOOKUPを使ったファイルを古い版で開くと、正しく表示されないことがあります。共有する前に、相手の版を確かめておきましょう。
VLOOKUPからXLOOKUPへ、無理なく切りかえる手順
ここからは、Microsoftのサポートページで公開されているXLOOKUP関数・VLOOKUP関数の説明の案内をもとにした、この記事の提案です。
版を確かめる
自分と共有相手のExcelの版を確かめます。
小さな表で試す
小さな表で、XLOOKUPを試してみます。
見つからない表示を設定
4つ目の引数で、見つからないときの表示を決めます。
新しい表から
新しく作る表から、少しずつXLOOKUPを使っていきます。
よくある質問
XLOOKUPとVLOOKUPの違いは?
列番号がいらない、左側の列も探せる、見つからないときの表示を指定できるなどの違いがあります。
XLOOKUPはどの版で使える?
Microsoft 365やExcel 2021以降などで使えます。
Excel 2019で使える?
Excel 2019では使えません。
省略したときの一致は?
VLOOKUPは近似一致、XLOOKUPは完全一致です。
見つからないときは?
XLOOKUPは、4つ目の引数で表示を指定できます。
Googleスプレッドシートは?
XLOOKUP関数があります。
VLOOKUPはもう使わない?
古い版と共有するときなど、今も役立つ場面があります。
INDEXとMATCHとの関係は?
左側の列を探すのに使われてきた組み合わせで、XLOOKUPで代わりになることがあります。
新しい関数で、表の作業をもっと楽に
XLOOKUPは、列番号がいらない、左側の列も探せる、見つからないときの表示を指定できる、省略すると完全一致になるなど、VLOOKUPの使いにくいところを改良した関数です。Microsoft 365やExcel 2021以降などで使えるので、自分と相手の版を確かめて、少しずつ取り入れてみてくださいね。