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直してもらったWordの文書。赤い線を非表示にしたら、きれいな文章だけになった。このファイルを完成版として渡していいのかな?
**表示を隠しただけでは、変更履歴は文書に残っています。変更履歴の記録をオフにしても、すでに付いた履歴は消えません。**
ここ、画面がすっきりすると済んだ気になるので、操作を三つに分けて見てみましょう。
「見せない」「これから記録しない」「変更を確定する」は別
Microsoftの表示と記録の説明をもとに整理すると、こうなります。
| した操作 | 変わるもの | すでに付いた変更履歴 |
|---|---|---|
| 履歴の表示を隠す | 画面上の見せ方 | 文書の中に残る |
| 変更履歴の記録をオフにする | これからの編集を記録するか | 文書の中に残る |
| 変更を承諾・拒否する | 提案された変更を採用するか | 判断した変更を処理する |
**きれいに見えることと、変更を確定したことは違うんですね。**
たとえば「来週」を「金曜日」に直した変更があるとします。これは説明用の仮の例です。その変更を承諾すれば「金曜日」を採用し、拒否すれば元の「来週」に戻します。表示を隠すだけでは、この判断は済んでいないんですね。
一方、まだ相手と相談中の文書なら、履歴を残しておく意味もあります。完成版にしたいのか、修正案として返したいのか。先にそこを決めると、押すボタンも選べますよ。
完成版を作るなら、内容を一つずつ見てから確定しよう
作業案と完成版を手元に分けて残したいなら、まずコピーを用意してから整理するのがおすすめです。
Microsoftの承諾・拒否の手順では、文書の先頭から変更を順に確認し、採用するかを判断して次へ進めます。Wordの版により表記は異なりますが、「校閲/レビュー」の変更履歴を扱う場所で確認します。
ここでの「拒否」は、変更案を採用しない操作です。一般の「元に戻す」ボタンで編集履歴をたどる話と混ぜないでね。
**「全部の修正を採用していい」と確認できるまでは、一括承諾を急がなくて大丈夫。** 日付、金額、担当者名など、自分が判断したい部分を先に見ていきましょう。
コメントも付いている文書は、本文の変更とは別にコメントの扱いも確認します。変更を確定したらコメントも自動的に全部消える、とひとまとめに考えないのがポイントです。
共同編集を含めて操作をまとめて学びたい方には、『できるWord 2024 Copilot対応 Office 2024&Microsoft 365版』も候補になります。出版社の目次には「文書を共同編集するには」の章があります。田中亘・できるシリーズ編集部著、ISBNは9784295020288です。
共同編集の章がある『できるWord 2024』の掲載を確認する
今回は公式サポートを根拠にした操作の整理で、本の各画面を試したレビューではありません。使っているWordの版と、本の対応版も合わせて選んでね。
仕上げでは、修正案に一つずつ返事するつもりで、変更を採用するか確かめてみて。赤い線の表示で迷ったら、まず本文をどう完成させたいかへ戻りましょう。